広島市、広島市民ならびに威風堂々クラシックのファンやボランティアの方々、そして市民のみで創設された実行委員会の皆様をはじめとする関係者の皆様のご尽力により"威風堂々クラシックin Hiroshima"は4年目を迎える事が出来ました。
皆様とご一緒に歩んで愛寵3年、わたしを含め関係者一同心音感泣です。
2010年7月16日に起きた”庄原ゲリラ豪雨”において、3日で13公演の樽募金活動をしたのがきっかけで沢山の方々にお会いした際、皆様が音楽に飢えていらっしゃったのを知り「広島市民の老若男女の皆様がクラシック音楽を気軽に聴ける機会を創出したい」という思いが始まりでした。
音楽には人々を癒し夢や希望、愛や平和なひと時を献ずる力があるという事を、被災された方々からひしひしと感じ、高教を得たからです。
それが広島の街に音楽が溢れる「威風堂々クラシックin Hiroshima」となり、第4回目が執り行なわれるまでになり大変喜ばしく思います。
第4回-この4には色々な意味が含まれていています。
3次元は空間ですが4次元には音楽に大事な、空間に時間が加わり時空となります。近代音楽のもと4弦楽奏者で演奏するクワルテット。地球の大事な資産自然の四季、東西南北の4方向、4年に1回行われるオリンピック、ワールドカップなどきりがありません。さらには、幸福をもたらす四つ葉のクローバー。
創案者の私に永遠に課された名誉な使命は、この素晴らしい音楽の祭典を絶やさず続けていくことです。今年も「威風堂々クラシックin Hiroshima」にお越しくださる音楽を愛する沢山の皆様に音楽家一同、懇心の演奏でお迎えする事をお約束いたします。
芸術の都と化する広島市の、市民による市民の為の音楽の祭典「威風堂々クラシック」の益々の繁栄と、皆さまの幸せを心からお祈りいたします。
大植英次プロフィール