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公益財団法人広島市文化財団
 
 

メッセージ

広島のみなさまへ

今年8月20日未明に広島市で発生した土砂災害により、亡くなられた方々に心からご冥福をお祈り致しますとともに、被災された多くの方々にお見舞い申し上げます。
多くの方々にご支援いただき、今年も開催することができたこの「威風堂々クラシックin Hiroshima」で、私は、土砂災害でお亡くなりになられた方の人生を悲しむとともに、音楽で自然の怒りを優しく包みこみ、1日も早い復旧・復興ができるよう、懇心で演奏致します。

「威風堂々クラシックin Hiroshima」は、富士山より格調高く、敷居は広島城の御壕より低くをモットーとしています。しかし、「威風堂々クラシックin Hiroshima」は広島市民のドキュメンタリーであり、ノンフィクションの物語です。どのように育っていくかは誰にも想像さえ出来ません。

一つだけ分かっているのは、最愛の広島市民のみなさまと、ここに基盤をしっかり作り固め、永遠の幸せを築き続けるのが、私の人生をかけての使命だと心得ています。
また今年も、才能あふれる若き演奏家が多く出演します。全世界の若い世代は必ずやこれまでの伝統的な交流の歴史を継承し,これをさらに豊かな心の交流として発展させていくにちがいありません。
私も、未来に焦点を定め良い伝統をかたくなに守りながらも、まっしぐらに広島のみなさまと一緒に突き進んでまいりたいと思います。そして「広島に来れば夢がかなう」と感じられるように、この場所がより一層魅力ある都市となるようお手伝いしていきます。

音楽は人類の調和の為に出来たものです。この度の災害で、広島市民が調和で一つに成り、被災者を助けていることでしょう。そして「威風堂々クラシックin Hiroshima」で音楽を聴いて心が癒されることを願います。沢山の方々と調和して被災者へ祈り、そして音楽が醸し出す幸せの空間を、ご一緒に楽しもうでは、有りませんか。

広島市文化大使 大植英次


大植英次プロフィール
1956年10月3日広島市生まれ。大阪フィルハーモニー交響楽団桂冠指揮者、ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団名誉指揮者。タングルウッド音楽祭でレナード・バーンスタインと出会い、以後、世界各地の公演に同行、助手を務めた。
これまでにミネソタ管弦楽団音楽監督、ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者、バルセロナ交響楽団音楽監督、大阪フィルハーモニー交響楽団音楽監督を務め2000年よりハノーファー音楽大学終身正教授。2005年、日本人指揮者として初めてバイロイト音楽祭で指揮し、世界の注目を集めた。
2006年大阪芸術賞特別賞、斉藤秀雄メモリアル基金賞受賞。2007年大阪市市民表彰受賞。2009年ニーダーザクセン州功労勲章・一等功労十字章受章、広島市民賞、中国文化賞受賞。